ほかほかノイズ

楽器・電子機器や本などの感想を書いています

御茶ノ水〜秋葉原 1万円の旅 ②(KORG padKONTROL)

前回に続いて1万円の旅。残り6000円ほどからのスタートです。

 

6000円で買える機材…この組み合わせなら、iOSバイスと直接つなげるインターフェイス、例えばiRig PROでしょうか。でも、余裕で1万超え。

そんな感じでDTM系の店をうろついていると、中古でこんな物を見つけました。

 

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3000円台後半ぐらいの価格でしたが、中古10%オフとのことで3000円前半に下がりました。

これはPCの中のMIDI音源を操作できる機器です。

DAWからドラム音源を呼び出して、右側の四角いパッドを叩くと音が出ます。

この操作自体はPCのキーボードでやることも可能ですが、ペチペチして強弱がつけづらいし、キーの位置も覚えられないので、リズム系の打ち込みに関しては、僕は大体これを使っています。

iPadGaragebandで作る場合は、画面をタッチして作るのですが、ゴムの跳ね返りなど物理的なフィードバックがあったほうが、気分的に打ち込みやすいですね。

 

それまでは下記の機器を使っていたので、これ要るかな?と迷っていたのですが、パッドの厚さや個体の丈夫さを見て、決めました。

今まではこれを使っていました↓

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nanoPAD2 | SLIM-LINE USB CONTROLLER | KORG

この機種はサイズが小さいので、PCを操作していても少し手前にスペースを作ってあげると、スムーズに作業できます。不満に思っていたのは、パッドが横並びなので、手打ちで入力するときにバタバタしやすいことと、ある程度大ぶりでリズムを刻むときに、個体が軽くて薄いので、個体ごとグラグラと揺れてしまうことがあるということでした。

 

とりあえず、pad KONTROLなら、激しく打ち込んでもズッシリと動かないし、パッドも操作しやすいです。

難点をあげれば、pad KONTROLは(他のレビューページにも書いてあったりしますが)若干パッドの感度が低いです。ここは好き嫌い分かれるかもしれないですね。

ミディアムテンポでクオンタイズやベロシティをオフして叩くには最高ですが、テンポ速めで手数が多いものだとちょっと難しくなってくるので、そこら辺はnanoPADを使用するなどして対応していきたいと思っています。(逆にnanoPADはかなりセンシティブな感じで、ベロシティーオフでリアルタイム入力をする時には難しいかもしれませんね)

 

前の記事のZOOMもそうですが、使っていく中で、こう設定すればいいみたいなことが分かってくると思うので、何かまとまるものがあったら再度投稿します。

 

そんな訳で残金は約2500円ほど。ここまで来ると、変える機材も本当に限られてきます。少ない金額の物を複数買うか、上限ギリギリの機材を買うか…。というわけで、次回に続きます。おたのしみに!

 

※最後に補足的に今日掲載したそれぞれの機器のデモ演奏動画も入れておきます!

 


finger drumming on padKontrol and TD-10

 


Korg Nanopad 2 Drum Test HD

御茶ノ水〜秋葉原 1万円の旅 ①(ZOOM G1on)

今回は総額1万円以内でどこまで機材を揃えられるか、中古品を中心に御茶ノ水秋葉原で散策しました。(帰宅後デジマート実験室でも同じ企画やっててビックリ!向こうはギターも含めて予算3万ですが)

秋葉原も随分変わっていて、またゆっくりと訪れてみたいですね。

 

それでは、手に入れた製品を。

 

① ZOOM G1on 

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これですね。中古で税込4000円ぐらいだったので、試奏してみました。

Fenderのチューブアンプで試させてもらったのですが、いいアンプで出すと、機種のポテンシャルより底上げされてしまうかなーと思いましたが、それをあまり感じさせないほど、いい音。

チューブアンプだと、若干信号を拾いすぎてピーキーになったり、ゲインが高いと高音のハウリングを起こしがちでした。これも本体のマスターボリュームを絞ってあげたり、ギター側のボリュームを絞ってあげたりすることで解決できます。

逆にJC−120なんかだと、あまり考えなくても、そのままいけると思います。

操作も簡単(左右のペダルでプリセットを切り替えるだけ)だし、既存のプリセットも中々使えるし(ここら辺はPODHD500Xなんかはかなり使えないです かなり調整が必要)セッティング変更も左のノブを回すだけで分かりやすいし…と、とにかく操作が簡単で音もいいので購入しました。

例えば、ラジカセや簡易ミキサーなどの音声出力装置がある場所(ホームパーティや公民館)でのちょっとした演奏や、1曲の中でエフェクターの切り替えをしないライブ(サイドギターやヘルプでの参加)なんかでは、重宝しそうです。

なにしろ、①出音がいい②大き過ぎないサイズで軽い③単3電池で動く これが大きなアドバンテージだと思います。PODHD500Xは、確かに音はいいし、複雑な操作もできるのですが、なにしろデカい・重い・電源が必要という点で、ライブで使用することは避けていました(対バンの舞台転換とかの邪魔になりそうだし)この機種なら、ライブでも使用できそうです。

同じ ズームでも、MSシリーズやG3nなども候補に上がると思うのですが、プリセットの切り替えができる+軽いの2点が揃っているので、自分の使用状況にはこれが最適かなと思います。他の機種もいい音が出ることには変わりないので、使用状況によって選ぶといいと思います。

 

そして、地味に気に入っているのが、

この300円ショップで買った小型スピーカーに、

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変換プラグをつけてあげて、

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G1onの出力に挿す…

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こうすると、マルチエフェクター付きアンプが完成します。

スピーカーの大きさのため、あまり出力を上げると音割れしますが、これもG1on側かギター側の出力を調整するだけで、いい感じになります。

AUXもあるので、iPhoneでオケを流しながら、インプットにマイクを挿してコンプやプリアンプで調整してあげて、適度に空間系を入れてあげると、即席カラオケもできたりします。

これで4000円。凄すぎますね。

まだ6000円分ありますが、とりあえず今日はこの辺で。

※唯一の失敗点は、エクスプレッションペダルは後付けでいいやと思っていましたが、付けられなかったことですね。ワウやワーミーを使いたい方は、初めからG1Xonを選ぶことをおすすめします。